読書の秋の由来とは?「好きな本診断」と「読書ノート」で読書を楽しもう!

みなさんは「読書の秋」の由来を知っていますか?
暑さが和らいで、集中しやすい気候だから…というだけでなく、実はもっと深い理由があったのです。
この記事では、「読書の秋」の由来と、新しい本のジャンルに出会えるかもしれない「好きな本診断」、読書の記録をするための「読書ノート」を紹介します。
「読書の秋」の由来とは?
「読書の秋」の由来は、中国の唐時代の詩人 韓愈(かんゆ)[768~824年]が読んだ漢詩が元になっていると言われています。
符読書城南
時秋積雨霽
時、秋にして積雨(せきう)霽(は)れ
新涼入郊墟
新涼(しんりょ)郊墟(こうきょ)に入(い)る
燈火稍可親
灯火(とうか)稍(ようや)く親しむ可(べ)く
簡編可卷舒
簡編(かんぺん)卷舒(けんじょ)す可(べ)し
出典:韓愈「符読書城南」(『全唐詩』341巻)
意訳すると、
初秋の涼しさが郊外の丘にも広がり始める
秋の夜にはようやく灯りを親しむことができるので
書物を広げて読書を進めることができる
この漢詩から、「燈火(とうか)親しむべし」という言葉がやがて日本に伝わり、“秋の夜は灯りをともして読書をするのにふさわしい”というイメージになったと言われています。
読書週間はいつからはじまったの?
「読書の秋」だから「読書週間」が開催されている・・・と、いう訳ではないようです。
読書週間の歴史
終戦まもない1947年(昭和22)年、まだ戦火の傷痕が至るところに残っているなかで「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、出版社・取次会社・書店と公共図書館、そして新聞・放送のマスコミ機関も加わって、11月17日から、第1回『読書週間』が開催されました。
そのときの反響はすばらしく、翌年の第2回からは期間も10月27日~11月9日(文化の日を中心にした2週間)と定められ、この運動は全国に拡がっていきました。 そして『読書週間』は、日本の国民的行事として定着し、日本は世界有数の「本を読む国民の国」になりました。
読書週間は、75年も前から始まっていたのですね。
第75回である今年の読書週間の標語は「最後の頁を閉じた 違う私がいた」です。新しい自分をみつけられる、そんなすてきな本に出会いたいですね。
今までに読んだことない本を読んでみよう!

本は内容やテーマによって、さまざまな「ジャンル」に分類されています。
いつも同じような本を読んでいるひとは、いつもと違ったジャンルの本に挑戦してみるのもいいですね。
速読情報館では、「好きな本診断」ができます。
速読情報館で紹介してる ジャンル一覧
読書ノートを作ってみよう

本を読んだら、読書ノートを書いてみませんか?
読んだ内容や感想を記録することで、記憶の定着や、要約する力も身につけられるでしょう。
読書ノートはコツコツと続けることが大切です。読書感想文のような長文ではなく、思ったことを短く書いてみましょう。
書く内容
・読んだ日付・本のタイトル
・著者/出版社
・あらすじ
・印象に残った内容、意見や感想
手書きでノートに書いている人や、最近ではSNSに記録代わりに投稿するアカウントも見かけられますよね。
自分にあった方法で読書記録に挑戦してみてください。
まとめ
読書を楽しんで、新しい自分に出会おう
- 読書の秋は中国の唐時代の漢詩「燈火(とうか)親しむべし」が由来と言われている
- 読書週間は1947年から始まった
- 速読情報館では「好きな本診断」ができる
- 読書ノートで記録すると記憶や要約の力アップにもつながる
「好きな本診断」で好きなジャンルを見つけたら、図書館や本屋さんに出かけてみるのもいいですね。読書の秋に素敵な本に出会ってください。
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