1. 本を読むときはどこ見ているの?読み方があれば教えてください。

    可能な限りページ全体を見ています。ページ全体を読む事が難しいときは、単語、文節、一文、段落という順に少しでも大きい塊で捉えるようにしています。
  2. コツなどはありますか?

    速く読む時に気をつけているところは、速く読もうと気持ちだけでも意識する事、頭の中で音にしない事です。最近知ったのですが、意識して読むスピードを速めても、あまり理解度は変わらないという研究結果が出ているそうです。それと特別理解を深めたい時には頭の中で発音することもあります
  3. いつから速読を始めましたか?速読歴はどれくらい?

    小学5年生位からだったと思います。そこから中3までは継続して、高校生の時は1年くらいですかね。大学1年の時に文部科学省の体験活動奨励制度というものに参加した事がきっかけで、トレーニングを再開し1年間ほど続けました。その間に、速読甲子園で金賞を頂きました。通算すると6年くらいです。
  4. なぜ速読に興味を持ち始めましたか?

    はじめはゲーム感覚でトレーニングをしていましたが、毎回確実な伸びが数値で表れてどんどん楽しくなっていった記憶があります。
  5. 速読を始めて何か変わったこと、役にたったことはありますか?

    あまり読む早さを人と競う機会はないのですが、小中学校の国語とかで「教科書のこの範囲を読んだら顔をあげなさい」と先生が指示したときに、ちゃんと読んだか疑われるくらい速かったです。速読をはじめてから、文章の難しさに苦戦した事はあっても、量に苦戦したことはほとんどないと思います。
  6. 速読力は、普段の生活で、どんなことに生かされていますか?

    速読力の中でも記憶力が大きいと思います。シンプルに知識を吸収するための学習はとても得意です。人より速く読めることで、記憶する機会が増えて記憶力向上につながっています。
    それと特別役立つ力ではないのですが、踏切を待っている時に横切る電車に乗っている人を数えられます。満員電車はさすがに無理ですが。速い動きのものを細やかに捉える力がついているみたいです。フレームレートが高いという感じですかね。もしかすると速読をやっている人は、他の人と比べ世界がスローに見えているのかもしれません。
  7. TVの収録がありましたが、どうでしたか?

    とても面白い経験をさせて頂きました。小説対決では、直前に10分で小説1冊読むと聞いていましたが、そのスピードで読んだ事はありません。そこで1ページあたりの文字数×ページ数/時間で1ページどのくらいの時間で読めば、読み切れるかざっくり計算してみました。本番、そのペースで読んでみると特別速く感じる訳でもなく、むしろそれより速く読み切る事が出来ました。これには自分でも驚きでした。
  8. これからの速読を学ぶ生徒達にアドバイスをください

    速読は一つの力です。この力は練習していけば確実に延びます。そして一度身につけた速読力は衰えません。
    なによりすごいのは速読力をつける事で、タイムスリップすることが出来ます。30分掛かっていた文章が20分で読めるようになると、残りの10分好きに使えます。それが一生自在にできるようになれば、ほとんどタイムトラベラーです。その時間をどう使うのか、自分に掛かっているということに、とてもワクワクします。

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