小学生にタブレット学習は必要?メリットとデメリットを徹底比較
公開日:2026.01.13
最終更新日:2026.01.08
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学校や通信教育で急速に広がるタブレット学習。
一方で「目が悪くなりそう」「集中できないのでは?」と不安を感じる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

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タブレット学習のメリット・デメリットを比較

タブレット学習は動画やAIなどの新しい学習体験を提供しますが、同時に注意すべき点もあります。
タブレット学習の代表的なメリットとデメリットを整理し、家庭での導入を判断する材料にしてみましょう。
メリット①動画・音声で理解が深まる
タブレットでは、動画や音声を使って授業内容を視覚的・聴覚的に理解できます。
特に理科や算数など、動きやプロセスを目で確認できる教科では効果的です。
紙の教材では表現しづらい部分も、アニメーションを使えば子どもが直感的に理解できます。
学びが“体感的”になる点は、タブレットの大きな強みです。
メリット②進捗が可視化され、親も学習状況を把握しやすい
タブレット学習では、どの単元をどのくらい勉強したか、苦手箇所はどこかといった学習データが自動で記録されます。
保護者用アプリを通じて進捗を確認できるサービスも多く、「今日は頑張ったね」と具体的に声かけできるのも魅力です。
タブレット学習を通じて、親子のコミュニケーションが増えるきっかけにもなります。
メリット③AI分析で苦手分野を補強できる
最近のタブレット教材はAIが搭載されているものも多く、間違いが多い分野を自動で分析してくれます。
苦手な単元を繰り返し出題するなど、子ども一人ひとりに合わせた学習が可能です。
紙の教材では難しかった「個別の学習最適化」が、タブレットでは自然に実現することができます。
メリット④ゲーム感覚で学習意欲が続きやすい
タブレット学習の多くは、ポイント制やキャラクター育成など、ゲーム要素を取り入れています。
これにより「勉強=楽しいこと」という感覚を持てるようになり、特に低学年の子どもには効果的です。
タブレット学習は、モチベーションを維持しながら自分のペースで進められるのも利点です。
デメリット①目の疲れ・姿勢の崩れなど健康リスク
長時間の画面学習は、ブルーライトによる目の疲れやドライアイを引き起こす可能性があります。
また、タブレットを机に置いてうつむく姿勢が続くと、首や肩に負担がかかりやすくなります。
家庭で使用する際は、30分ごとに休憩を取る・画面の高さを調整するなど、健康面の工夫が欠かせません。
デメリット②集中力が途切れやすく遊びとの境界が曖昧
タブレットは学習アプリ以外にも、動画やゲームなど誘惑が多いデバイスです。
通知が表示されたり、ホームボタンから別アプリを開けたりと、集中を妨げる要素が少なくありません。
特に低学年のうちは「学習用」と「遊び用」でタブレットを分けるなど、環境を整えることが大切です。
デメリット③紙より記憶に残りにくいとの声も
画面上でタップして答える学習は、書いて覚える感覚が少ないため、「記憶に残りにくい」と感じる保護者もいます。
手を動かして書く作業は、脳の働きを刺激し記憶定着を促す効果があります。
計算や漢字練習などは紙を併用するなど、学習分野によってバランスを意識すると良いでしょう。
デメリット④親のフォローやルール設定が不可欠
タブレット学習は子どもが自分で操作できる反面、使い方の管理は親に委ねられます。
夜遅くまで触ってしまったり、動画サイトに移行したりするケースもあるため、使用時間やアプリのルールを決めておく必要があります。
使い方を子ども本人に任せるのではなく「見守りながら自立を促す」姿勢が理想です。
タブレット学習が広がった背景

タブレット学習がここ数年で急速に普及したのは、単なる流行ではありません。
国の教育政策や、学習サービスのデジタル化が進んだことが大きな要因です。

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GIGAスクール構想による学校現場での普及
2020年以降、文部科学省が進めるGIGAスクール構想により、全国の小中学校に1人1台のタブレット端末が整備されました。
このGIGAスクール構想は、教育の情報格差を解消することを目的としています。
学校での授業・宿題・調べ学習などがデジタル化され、子どもたちが自然とタブレットに慣れる環境が整ったため、家庭でも同じスタイルで学ばせたいと考える親が増えています。
通信教育・塾でも導入が進む理由
大手通信教育や学習塾でも、タブレットを活用した学習が主流になりつつあります。
動画授業やAI分析、進捗管理など、紙教材では難しい機能が利用できるためです。
特に共働き家庭では「自分で進められる学習法」としてタブレット学習が注目されています。
保護者の「遅れたくない」という心理的背景
周囲の家庭がタブレット学習を始めていると、「うちも始めたほうがいいのでは」と不安を感じる保護者も少なくありません。
流行に流されてしまう面もありますが、実際に学校教育がデジタル化している今、ある程度の慣れは必要です。
ただし「みんながやっているから」ではなく、子どもに合うかどうかを見極める視点が大切です。
子どもに合う学習スタイルを考える


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性格や集中力のタイプ、保護者のサポート体制によって合う・合わないが分かれます。
ここでは、家庭での学習スタイルを選ぶ際に意識したいポイントを紹介します。
子どもの性格や集中力のタイプを見極める
好奇心が強く、操作を楽しめるタイプの子どもにはタブレット学習が向いています。
一方で、誘惑に弱い・集中が続きにくいタイプの子は、紙教材のほうが安定する場合もあります。
どちらかに決めつけず、まずは短時間の併用から始めて、子どもの反応を見てみましょう。
紙学習が向いている子・タブレットが向いている子
「紙のほうが理解しやすい」「書かないと覚えられない」という子もいれば、「映像で見るほうが得意」という子もいます。
例えば、国語の漢字練習は紙、算数の図形問題はタブレット、というように教科別で分けるのもおすすめです。
学校・塾の学習とのバランスを取る
学校でタブレットを多く使っているなら、家庭では紙中心にするなど、環境のバランスを取ることも重要です。
同じ形式ばかりだと飽きや疲れにつながるため、家庭学習のスタイルを「補完」として考えると良いでしょう。
紙とタブレットをどう組み合わせるか
完全にどちらかに偏るのではなく、タブレットと紙を組み合わせる「ハイブリッド学習」が最も現実的です。
AI教材で弱点を把握し、紙教材で復習する、といった使い分けが効果的です。
両者の長所を活かすことで、学習効率と理解の深さを両立できます。
保護者の関わり方を考える(管理・声かけ・見守り)
タブレット学習を成功させる鍵は、親の関わり方にあります。
学習後に「どんな内容をやったの?」と声をかけたり、使用時間を一緒に決めたりすることで、子どもは安心して学習に取り組めます。
「管理」ではなく「伴走する」姿勢が大切です。
タブレット学習は「使い方次第」
タブレット学習は、正しく使えば大きな効果を発揮しますが、使い方を誤るとデメリットが目立ってしまう結果にもなりかねません。
そこで重要なのは「ツールに振り回されない」ことです。
最後に、タブレット学習を家庭に取り入れるうえで意識したい3つのポイントを紹介します。
メリット・デメリットを知ったうえで家庭に合う選択を
「便利そうだから」ではなく、「うちの子に合っているか」を軸に判断しましょう。
集中力や性格、生活リズムに合わせてツールを選ぶことで、学習効果が最大化します。
完全移行ではなく「紙と併用」も有効
タブレットに完全移行する必要はありません。
紙ノートでの書き込みを併用することで、思考力や記憶力を補えます。
タブレットと紙をバランスよく活用することで、双方の良さを生かしながら学習ができます。
親子でルールを決めて取り入れることが安心につながる
「1日〇分まで」「学習後は画面オフ」など、家庭ごとのルールを親子で話し合って決めましょう。
自分で管理する意識を持たせることで、タブレットとの付き合い方を自然に身につけられます。
タブレットでトレーニング!「速読解力講座」
「速読解力講座」は、タブレットやパソコンを使って、文章を速く正確に読み解く力をトレーニングします。
紙学習ではわかりづらい「読む力」の可視化ができるので、トレーニングの成果や自分の実力を数値で確認することができます。
また、アバターなどのゲーミフィケーション要素も搭載しており、ゲーム感覚で楽しくトレーニングに取り組めます。
タブレット学習のメリットを活かしながら、速読解力を身につけることができます。
一方で、タブレット学習における「目の疲れ」や「視力低下」を心配される方もいるでしょう。
画面を見ているときも風景を眺めているような自然な見方ができていれば、目が疲れたり悪くなったりするようなことはありません。
さらに、速読解トレーニングで眼を動かすことで、目の周りの筋肉がほぐれ、眼精疲労の軽減につながることもあります。
速読解力講座はタブレットの利点を活かしながら、読む力や語彙力をトレーニングできます。
塾などの教室で体験できるので、ぜひお近くの教室を検索してみてください。
まとめ
タブレット学習はメリット・デメリットがある!
子どもに合うかを見極めましょう
- タブレット学習にはメリットがある一方、注意点もある
- 普及の背景としてGIGAスクール構想や通信教育のデジタル化が挙げられる
- 紙とタブレットを併用するハイブリッド学習が最も効果的
タブレット学習は“使い方次第”で大きな味方にもなります。デメリットを正しく理解し、家庭に合ったスタイルで取り入れることが、子どもの学びを伸ばす第一歩です。親子で工夫しながら取り組むことで、学ぶ楽しさと自主性を一緒に育むことができるでしょう。

監修
一般社団法人 日本速読解力協会
1998年設立。全国の教育機関を通じた速読解教育による学力・仕事力向上と読書支援を継続的に推進し、社会に貢献、活躍する人づくりを目指す。



