社会人必見!効率の良い勉強法とは?処理能力アップの方法も紹介

この記事は3635文字です。
約3分で読めたら読書速度1200文字/分。

効率の良い勉強法とは

スキルアップや転職のためなど、社会人になってからも資格を取りたいと勉強をがんばっている方も多いはず。しかし、勉強時間を確保できない、学生の時より暗記ができなくなったといったお悩みはありませんか?

そこで処理能力や読解力を高めて、効率よく勉強する方法をご紹介します。

社会人が勉強を挫折してしまう理由

資格取得や、スキルを身につけることは、自身のやりたい仕事を実現するためや、社会で活躍するための強い武器となります。

しかし、勉強を始めたのはいいけど、「参考書を買って終わった」「3日で諦めた」という方はいませんか?

三日坊主にならないためにも、まずは社会人が勉強を挫折してしまう理由を考えてみましょう。

・「とりあえず」で始めてしまう

 目標を決めずにとりあえず始めてしまうと、意欲が続きません

・勉強する時間がとれない

 仕事と勉強を両立するためには、計画をしっかりと立てることが大切です

・一度の失敗で諦めてしまう

 その失敗も成功へのプロセスです。今までの経験を大切にして、諦めずに続けましょう。

資格試験合格や目標とするスキルを身につけるためにも、計画的に、諦めずに勉強を続けましょう。

効率よく勉強するための準備

【準備1】目標を決める

勉強を始める前に、具体的な目標を立てることが大切です。
その際には、スキルや資格試験を取得することで得たい「最終的な目標」を忘れないように掲げましょう。
その次に、日・週・月などスモールステップの目標を立てるとよいでしょう。そうすることで、小さな達成感を得ながら続けることができ、最終目標を見失わずにモチベーションを維持することができます。

目標は”30分勉強する”といった「行動目標」と、”90点取る”といった「数字目標」を掲げましょう。高すぎる目標は達成しなかった時のモチベーション低下につながるので、実現可能な目標を設定するとよいでしょう。

目標設定例

日の目標:1日30分予習復習
金曜日:ミニテスト100点
週の目標:土日に3時間、2単分進める
月の目標:確認テストで95点以上取る
勉強目標:11月の試験で90点以上取り、合格する
最終目標:昇格して給与アップ

【準備2】勉強の計画を具体的に立てる

忙しい社会人が勉強をするためには、計画を具体的に立てる必要があります。
学習量と自身が取り組める時間、目標を達成する期限などを考慮して、いつから勉強を始めるか、どのように進めるのか計画を立てましょう。
仕事の予定や、長期休暇も考慮することで、勉強の遅れが出にくくなって計画的に進められるでしょう。

計画設定例

●取り組む時間
 1日30分(移動時間)
 週末午前中3時間

●進める量
 週2単元(月8単元)
 月1回確認テスト
●月計画
 6月 8単元
 7月 6単元(出張あり-2単元)
 8月 10単元(お盆休みに+2単元)
 9月 8単元、過去問1回分
 10月 復習、過去問2回分
 11月 試験本番

社会人が効率よく勉強する方法

社会人が効率よく勉強する方法 3つのコツ

【コツ1】過去問を確認する

資格試験の場合、勉強を始める前に過去の出題方法を確認しておくとよいでしょう。闇雲に全てを覚えようと勉強するよりも、ある程度の傾向と対策を知ることで効率よく勉強をすることができます。
試験以外のスキルの場合では、実際にどのようにそのスキルを使うのか具体的にイメージをもって勉強に取り組みましょう。

【コツ2】単元ごとに確認テストをする

各単元・カテゴリごとに確認テストをすることで、記憶の定着に繋がります。参考書を選ぶ際にも、細かく確認テストが設定されているものを選ぶとよいでしょう。
テストが設定されていない場合には、自分でノートに穴埋めテストを作るなど、工夫しながら取り組みましょう。

【コツ3】テキストを2回以上読む

当たり前かもしれませんが、1回読むよりも、2回読む方が記憶に残りやすくなります。
とくに集中しやすい朝や、暗記に適していると言われる寝る前に、10分でも多くテキストを読む時間をつくりましょう。

勉強効率を上げる、速読力や処理能力を鍛える方法

速読力や読解力を鍛える方法

忙しい社会人が、効率よく勉強するためには、速読トレーニングを取り入れることがおすすめです。
速読トレーニングによって、読書速度が3倍になれば、同じ時間でテキストをもう一度読む時間や、予習復習をする時間を作ることができます。

読書速度が3倍になれば、予習復習ができる

また、テキストの内容を正しく理解するためには読解力も必要です。解説を読んでも理解できない、何度も読み返してしまうという方は、まずは読解力を鍛えるトレーニングに取り組みましょう。

一般社団法人 日本速脳速読協会の「速読解力講座」では、速読力と読解力の基礎を養成するトレーニングが搭載されています。社会人向けに自宅でできるパッケージも販売されているので、ぜひ検討してみてください。

処理能力を高める方法

先述の「速読解力講座」では、速読の習得に必要な検索力、短期記憶力、認識力、判断力を、脳トレゲーム形式で鍛えることができます。速さや正確さを問われるトレーニングを繰り返し行うことが、処理能力を高めることにつながります。

速読解力講座 脳力トレーニング例

社会人におすすめの資格や検定

マーケティング検定

「マーケティング検定」とは、公益社団法人日本マーケティング協会主催のマーケティング能力を測定するための試験で、内閣府認定の検定です。自身や会社の業務成果を高めたい、直感や曖昧な判断に頼るのではなく、正しいマーケティング知識を身につけたい方におすすめです。

英検®・TOEICなどの英語試験

英語はグローバル社会で活躍するために必須のスキルです。中途採用では英語のスキルを歓迎している企業も多くあります。スキルとして履歴書に記載するのであれば、英検®やTOEICの受検をおすすめします。

アンガーマネジメントファシリテーター養成講座

一般社団法人 アンガーマネジメント協会が実施している養成講座です。「2日間対面講座」と「オンライン講座」があり、講座終了に認定試験が実施されます。短期間で資格を取得したい方におすすめです。

無料のオンライン説明会も随時開催されています。

速読解力検定

一般社団法人 日本速脳速読協会が実施している、「速解力」と「基礎的読解力」を確認するWeb検定です。5月、9月、1月の年3回開催されています。(2023年時点) <br>「速解力」では認定基準を満たすと、級・段が認定され「認定証書」が発行されます。速読・速解力の証明となるため、転職の際にもスキルとして活用することができます。

速解力検定

まとめ

処理能力を高めた上で、目標と計画を立てて効率よく勉強しよう

  • 勉強を始める前に、目標と計画を細かく立てることが大切
  • 効率のよい勉強法は、過去問の確認、確認テストの実施、テキストを2回以上読む
  • 勉強効率を上げるには、速読力と読解力を鍛えるとよい

社会人が1人で勉強する場合、なによりもモチベーションの維持が大切です。スキルや資格取得自体は手段にすぎません。勉強したことを最終的にどのように役立てるのかを明確にすることで、モチベーションを保ったまま勉強することができるでしょう。
将来役立つスキルを身につけるためにも、目標を立て、計画的に勉強に挑戦してみましょう。

関連キーワード

人気記事

時代とともに変化する!?日本の語彙
2023.02.17

言葉の意味は時代と共に変わる!?変化する日本語の語彙

日常の会話やコミュニケーションなど、生活に欠かせないのが母国語の『語彙』です。文化庁が実施した調査の結果でも、言葉やその使い方について、社会全般の課題があると答えた人が8割を超える結果となっています。

2024年度実施 大学入学共通テスト国語 文字数を分析
2024.01.22

2024年度実施 大学入学共通テスト 国語 文字数を分析 難易度は昨年並みだが、速読解力は必須

2024年1月13日、2024年度(令和6年度)大学入学共通テスト1日目が行われました。国語は、文字数は昨年並み。出題意図が明確な問題が多かったものの、昨年同様複数の文章や資料を関連付けて答えを導き出す力が必要です。

2024年度実施 大学入学共通テスト英語 語数を分析
2024.01.22

2024年度実施 大学入学共通テスト 英語 語数を分析 3年連続6,000語超え

2024年度(令和6年度)大学入学共通テストが、2024年1月13、14日に行われました。リーディングでは3年連続で6,000語を超え、リスニングでは今年も非英語母語者が混じる会話や、グラフや図と絡めた出題がみられ、総合的な英語力が問われました。