あなたの読解力をテスト!無料で測定「読解問題よみとくん」

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あなたの読解力をテスト!無料で測定「読解問題よみとくん」

教科書、テスト問題、説明書、メールなどの文章を正しく読めている自信はありますか?

スマホやPCの画面でスクロールしながら文章を読むことが多くなった現代では、知らないうちに「流し読み」をしてしまい、文章を正しく読めていないかもしれません。この記事では、読解力をテストする「読解問題よみとくん」をご紹介します。

読解力は文章を読み解くのに必要な力

読解力は、多くの情報を読み解き、自ら思考・表現していくために必要な力として重要視されてきており、文部科学省もすべての教科に必要な力として、国語力(読解力)を挙げています。

学習の面ではもちろん、仕事での「資料やメールの内容を正確に読み解き、相手が理解しやすい文章を書く」場面などでも役に立ち、大人でも効果が期待できる力として注目されています。

読解力のレベルを測る「読解問題よみとくん」

誰でも無料で気軽に読解力をテストできる、「読解問題よみとくん」というツールが公開されています。

こちらはWEBブラウザで動作するため、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでも動作します。
小学4年生(10歳)~大人の方まで、同じ文章で読解力テストに挑戦できます。

読解問題よみとくん

「読解問題よみとくん」でわかること

「読解問題よみとくん」では、6種の読解力問題を通じて、自分の基礎的読解力を測ることができます。問題正解数により、探偵の隣人級~名探偵級まで読解力レベルを判定します。
結果をfacebook、twitter、LINEでシェアできる機能も搭載しています。また、読解力についての解説もついています。

基礎的読解力について

基礎的読解力とは、文章に書かれている意味を正確にとらえる力(基礎的な読む力)を測る、リーディングスキルテストで使用されている問題カテゴリの名称です。「読解問題よみとくん」では、係り受け、指示語・照応、同義文、推理・推論、図表の読解、定義と具体例の6つのカテゴリの問題が出題されます。

引用:リーディングスキルテスト

「読解問題よみとくん」の使い方

「読解問題よみとくん」で出題される問題の制限時間は、どれも1問60秒です。早速自分の読解力を測ってみましょう!

読解問題よみとくん

問題はたった6問!

①まずはレベルを選択します。レベルは1~3まであり、レベル1と2は選択肢が2つ、レベル3は選択肢が4つあります。

読解問題よみとくん

②「スタート!」のボタンを押すと、文章が表示されるまでのカウントダウンが始まります

③問題を読んだ後、正しいと思う選択肢を選び、「確定(次へ)」ボタンを押してください
※60秒を過ぎると、「時間切れ(次へ)」のボタンが表示されますので、次の問題にすすみましょう

読解問題よみとくん

④すべての問題を解き終えたあと「確定(結果を見る)」ボタンを押して結果を確認しましょう

読解問題よみとくん

各レベルごとの正解率と解答時間

「読解問題よみとくん」の3か月分の記録を調べたところ、各レベルの正答率は約80%前後でしたが、レベルがあがるにつれて、時間切れになる人が多い結果でした。

レベル3になると時間切れする人が増加

3か月間で各レベルに挑戦した人の数は以下の通りでした。

「読解問題よみとくん」挑戦者数(3か月間)

レベル1 6969人
レベル2 2521人
レベル3 6027人

各レベルの問題正答率は以下の通りでした。

読解問題よみとくん 正答率と回答秒数

レベルがあがるにつれ時間切れになる傾向となったのは、問題が難化するだけでなく選択肢も増えるため、判断が難しくなっていることが考えられます。速く正確に読み解く力(読解力)がなければ、こうした問題やテストを時間内に解いたり、仕事などにおいても、素早く情報を処理したりすることなどが難しいでしょう。

読解力不足は学生~社会人まで影響する!

読解力不足は学生~社会人まで影響する

読解力が高まれば、文章の内容を今まで以上に正しく理解できるようになります。テストや学習に役立つのはもちろん、情報の多い社会の中で、自分に必要な情報を限られた時間で選別し、他人とのコミュニケーションの中で、相手の伝えたいことや何を求められているかなどのニーズを理解できる力にもつながります。

どの世代にも当てはまる読解力不足

学生の読解力が不足していると言われるのを聞いたことがあると思います。
では、不足しているのは学生だけなのでしょうか?学生であれば、テストなどの結果で見ることができますが、社会人ではなかなか目に見える機会がありません。
しかし、読解力は通常の学校教育では高校生くらいになると向上しにくくなるため、多くの人が中学3年生の読解力のまま大人になっていると考えられています。
読解力不足は学生だけでなく全世代にも当てはまるのです。

引用:引用:日本企業が抱える「社員の読解力不足」問題とは

読解力を鍛えよう

これまで、読解力は鍛えることが難しいと認識されていましたが、読解力はスキルであり向上することができます。ただし、向上のためには正しい方法で鍛えることが大切です。日本速脳速読協会では読解力に焦点を絞った「新国語講座」を全国の塾などで展開しています。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

「読解問題よみとくん」で読解力のレベルを測ってみよう!

  • 読解力は学習において、すべての教科に必要な力
  • 読解力が不足したまま社会人になると自然に向上することは難しい
  • 読解力は正しく鍛えることで向上できるスキル!

自身の読解力を知ることは、今後の人生を豊かにする一つのきっかけになるかもしれません。ぜひ「読解問題よみとくん」で、あなたの基礎的読解力を計測してみてください。

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