速読英語トレーニングの方法とは?受験に役立つ速読聴英語講座をご紹介
公開日:2025.10.20
最終更新日:2025.10.15
この記事は4754文字です。
約4分で読めたら読書速度1200文字/分。

英文を速く正確に読む・聞く力を鍛えるための、日本速読解力協会の英語の速読トレーニングを紹介します。「速読聴英語講座」では、長文のリーディング力だけでなく、語彙力や、リスニング力も鍛えます。
今回は、受験にも役立ち、自分のレベルに合わせてトレーニングができる「速読聴英語講座」のトレーニング内容をご紹介します。
目次
受験に必要な英語を読むスピードはどのくらい?
英語を読むスピードは、1分間に読めるワード(単語)数「words per minute」の略であるwpmで表します。入試などでは、解く時間を全体の試験時間の約6割確保する必要があると言われています。

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高校受験に必要なスピード
2025年に実施された公立高校入試の英語の文章量・ワード数を調査したところ、筆記の平均試験時間は約39分、問題に出題されるワード数は約1,740ワードでした。
※一部複数受験日含む40都道府県データ(SRJ調べ)
※リスニング時間を公表していない都道府県も一部あり
平均試験時間は39分なので、解く時間を約6割確保すると23分です。読む時間は残りの16分となります。16分で1,740ワードを読むためには、1分間に約112ワード読む必要があります。

大学受験に必要なスピード
過去5年に実施された大学入学共通テストの英語の文章量・ワード数を調査したところ、リーディングの平均は5,900ワードでした。
※SRJ調べ
試験時間は80分なので、解く時間を約6割確保すると48分です。読む時間は残りの32分となります。32分で5,900ワードを読むためには、1分間に約184ワード読む必要があります。
高校生の平均が1分間に75ワードであることを考えると、仮に2倍の150ワードで読むことができると、解く時間を43分確保でき、なんとか対応できるでしょう。

速読英語を習得する7つのコツ
英語を速く読むためには、以下の7つのコツをおさえて学習を進めることがおすすめです。
1,自分のレベルにあった内容で始める
2,語彙を増やす
3,発音を確認する
4,英語を前から読む練習をする
5,時間を意識して読む練習をする
6,たくさんの英文に触れる
7,定期的に理解度をチェックする
自分のレベルに合わない長文問題を急に解き始めても、単語の意味がわからず進まなかったり、難しすぎて諦めたりしてしまいます。そのため、まずは自分のレベルを理解して、8割程度内容がわかる教材で学習を始めましょう。
また、正しい発音を確認して単語を覚えるようにしましょう。リスニングの勉強にもなって一石二鳥です。教材を選ぶときは、音声やCDがついているものを選ぶのがおすすめです。
中高生におすすめ!速読聴英語講座でトレーニング

※講座内容は教室により異なります。詳しくは開講教室へお問合せください
※教室数は2025年3月時点

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コースチェックテストで英語力を確認
速読聴英語講座では、まずコースチェックテストを受けることで、現在の英語力を把握できます。
このテストは、単語テストで現在の語彙力を評価し、最適なコースを提示します。
自分の英語力を把握することで、効率的な学習計画を立てることが可能です。

語彙の学習
語彙力をアップすることと、単語のクイックレスポンスができることは、速読の基盤です。速読聴英語講座では、一覧、フラッシュカード、単語テストで、効率的に語彙を増やすことができます。例文や発音も確認することができます。
単語テストで全問正解にならないと次の演習へすすめません。

演習問題で速さと理解度を確認
文章を読んで、問題を解きます。この時、読書時間を測っており、英語を読むスピードと理解度を同時に確認できます。これにより、時間内に問題を解く力を養うことができ、試験でのパフォーマンス向上につながります。
演習を重ねることで、読み解く速さを鍛えます。

自分の速さに合った速読トレーニング
演習で測った速度に合わせたトレーニングが展開します。自分のペースで進められるため、無理なく効果的にスキルを伸ばすことが可能です。なぞり読みやスラッシュリーディングで、速読の技術を着実に身につけ、試験での時間配分にも自信を持てるようになります。

リスニングで発音も確認
速読聴英語講座は、リスニングを通じて正しい発音も確認できます。
また、リーディングと同じ文章で、最大2倍速まで聞く「倍速トレーニング」を行います。英語の正しい発音を聞くことで、音と意味の一致を図り、リスニング力の強化に役立ちます。発音の理解が進むことで、リーディングのスピードも向上します。

定期的に成果を確認
「Monthly Check」を年に9回、「速読聴英語検定」を年に3回実施。定期的に成果を確認することができます。
進捗状況を把握することで、学習のモチベーションを維持し、必要に応じて学習方法を見直すことができます。
特に「速読聴英語検定」では具体的なアドバイスが記載されており、効率的な学習を継続することにつながります。

受講者の声
I.G.さん/中学3年生
速読聴英語はCourseⅡを週1、2回のペースで行いました。きっかけは塾でいろいろな講座を見て、一番楽しく学べると思って始めました。受講してから英文を読むのが速くなり、テスト時間に余裕ができるのを感じはじめ、内容が今までに比べてすぐ頭に入るようになりました。
S.M.さん/高校1年生
1週間に1単元程度はやるようにしていて、実際にやっていくほど英文を読むスピードや語彙力が上がっていることを感じています。 小6の時から始めているのですが、高校受験の時、学校選択問題の長文をある程度区切りや段落をつけて効率よく読める、高得点を取ることができたとき、英語の力がついているなと思いました。
O.M.さん/高校3年生
大学入試では英語の長文を速く読むことが重要だと感じ速読聴英語を始め、月に4回受講しました。学習を始めてから速く正確に読めるようになって共通テスト模試で90点近く取ることができました。リスニングも音声が何度でも聞けるのが学習によかったです。
※成果の表れ方には個人差があります
※学年と受講歴は取材当時
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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速読聴英語講座の体験お申し込み方法

日本速読解力協会の提供する「速読聴英語講座」は、全国約1,900教室※で導入中です。教室により体験内容・講座内容は異なりますので、お近くの開講教室を検索してお問合せください。
※2025年3月時点
まずは体験申し込み | 教室検索から、ご希望の教室をお選びいただき、フォームより体験申し込みを行います。 |
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先生と体験日を決める | 教室の先生より、お電話で体験日についてのご連絡があります。先生と直接話し、体験日時を決定します。 |
教室で体験・講座説明 | 体験日当日、申込をした教室に決められた時間に訪問し速読体験を行います。 |
受講お申し込み | トレーニングや講座内容を確認し、お申し込みをしてください。 |

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速く正確に読む・聴く力をトレーニング
こんな中学生・高校生におすすめ!
- 英語を読むスピードをアップさせたい
- 英語の民間試験に挑戦したい
- 読む・聴く力を可視化したい
- 受験に役立つ英語力を身につけたい
まとめ
自分の実力にあった速読英語トレーニングで、受験に役立つスキルを身につけよう
- 速読聴英語講座では、リーディングとリスニングの両方を強化できる
- コースチェックテストで自分の英語力を把握し、効率的に学習を進められる
- 定期的な成果確認で学習のモチベーションを維持し、必要に応じて学習方法を見直せる
速読聴英語講座は、リーディングとリスニングのスキルを総合的に向上させるためのトレーニングです。また、コースチェックテストで自分の英語力を確認し、自分にあったレベルでスタートできます。また、定期的な成果確認により、学習の進捗を把握し、モチベーションを維持できます。
まずは自分の英語を読むスピードがどのくらいなのか、全国の開講教室で実施されている体験講座で確認してみてはいかがでしょうか。

ライター
安田 哲
一般社団法人 日本速読解力協会 理事
約20年間にわたり首都圏大手進学塾の現場の最前線で、英語・国語を中心に指導。中学受験・高校受験の難関校への多数の合格者を輩出。科目の内容の指導だけでなく、家庭学習管理、生徒・保護者の皆様との面談を多数行う。大学院では言語学を専攻、英語以外の言語に関しても幅広い知識を有する。
関連キーワード
S.S.さん/中学2年生
速読聴英語はまずホーム画面にこれまでのwpmや正答率が出ているのでその日の課題が確認でき、また英検®の対策ができること、速い音声を聞いてリスニングに慣れることができる点が特にいい点だと思います。楽しんでトレーニングをできることが良い結果につながっていると思うので、これからも速読アプリを活用してさらに成績を上げ、テストで満点を取りたいです。