速読力に必要な5つの力 ~その1 : 検索力~

この記事は1425文字です。
約1分で読めたら読書速度1200文字/分。

みなさんは速読を特別な脳力だと思っていませんか?速読はトレーニングで誰でも身につけられるんです!

文章を速く読むためには「全体把握力」「理解力」「思考力」「検索力」「記憶力」の5つの力が必要です。
この5つの力をバランスよく高めることで、得られる効果は大きいと言えます。

今回はその中でも速読に必要な文章を探すための「検索力」についてご紹介したいと思います。

検索力とは何か

「検索力」とは、語句などを検索する力であり、文章を読み解く上で必要になる能力です。 

これからの、テストや入試などでは、設問を読み、複数の資料から、必要な語句を見つけ、解答するために「検索力」は必須と言えるでしょう。
また、ビジネスでは、資料やメールなどから、重要な部分をすばやく見つけて、的確に処理することで、効率化が図れますよ。

検索力を鍛えるためにはどうすればいいの?

路線図を使って検索力アップ!

電車やバスの路線図を使ってゲームのように検索力をアップさせましょう!

電車やバスの路線図とストップウォッチを用意します。 指定した駅を何秒で見つけられるか勝負します。

探す時のコツ
  • 駅の名前(漢字)を、形でイメージしましょう!
  • 集中しながら、なるべく図の全体を、広く見るようにしましょう

その他、自宅で簡単に検索力を鍛えるトレーニングとして「百人一首」や「トランプ」もおすすめです。
みんなで楽しみながら検索力を鍛えましょう!

検索力を鍛える速読トレーニングを紹介

検索力を鍛えるトレーニングの3つの目的

  1. 眼筋トレーニングと高速認識トレーニングで身につけた検索機能を確認する。
  2. 視幅・識幅・識力を鍛え、特に判断力と集中力を鍛える。
  3. 目の機能や認識力、スピードも養成する。

検索力を鍛えるトレーニング

検索力トレーニングの受講月別変化

速さは人によって差がありますが、トレーニングを続けると検索力も伸びてくることがわかります。
2年以上トレーニングを続けた方は、25秒以内で全て見つけられる人が増えてくるようです。もっとも速い人は10秒ですべて見つけることができました。

トレーニングで検索力を鍛えると、テストで解答するのに重要なキーワードが見つけやすくなりそうですね!

まとめ

検索力を鍛えて、速さと正確さを向上させよう!

トレーニングで検索力を鍛えると、テストや入試では、解答や語句を素早く探すことができ、残り時間を見直しにあてることができますよね。 時間に余裕をもってのぞむことで、これまでの学習が最大限に活かされ、さらに学習への意欲も高まります。
みなさん、日頃から「なかまはずれ」や「いそいで数字」などの速読トレーニングや自宅で簡単に出来るトレーニングで検索力を鍛えて、さらに効率のよい学習をしましょう。

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