英検®で時間が足りない!理想のwpm(読書速度)はどれぐらい?
公開日:2026.07.07
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約4分で読めたら読書速度1200文字/分。

2025年度の「準2級プラス」という新級の設置に続き、2026年度の第3回試験からは「6級」「7級」が新たにスタートすることが発表され、英検®に対する話題は多くの方が耳にしていることでしょう。
今回は、2024年度から英作文の出題が2題へとリニューアルされた英検®の合格を目指し、理想的な読書速度を分析した結果を共有します。
目次
理想のwpm(読書速度)とは
スピード算出の考え方
理想の読書速度を算出する上では以下の考え方を用いています。
1.「3級」のリニューアル前後を比べ、英作文の理想時間を算出
英検®の「3級」はリニューアル後に試験時間が15分延長され、新たに「Eメール作文」が出題されました。ここから、この「Eメール作文」の推定所要時間を15分として、各級の所定語数の長さを考えて英作文の時間を算出しています。
級ごとの時間配分は各級のパートで説明します。
2.語彙問題は1問30秒~40秒で計算
大問1で出題されている語彙問題については、3級は1問30秒、準2級以上は1問40秒で算出しています。マークシートに解答をマークする時間を含みます。問題ごとに多少の長短はありますが、30秒(40秒)×問題数で算出した数値を大問1に掛ける時間と考えました。
3.長文問題は「4割を読む時間、6割を解く時間」で計算
総試験時間から、大問1の語彙問題と、英作文2題分の時間を除いた時間を「長文を解く時間」と設定しています。この「長文を解く時間」のうち、長文を読むための時間を4割、問題を解く時間を6割と設定し、理想的な読書速度を求めました。
なお、長文の語数は、リニューアル後の2024年度と2025年度の2年間の合計6回分の平均値を使用しています。
【英検®3級】理想のwpm
3級は全体で65分の試験時間です。
大問1の語彙問題で7.5分、英作文が2つで合計25分掛かると想定されます。そうすると「長文を解く時間」は残った32.5分となります。
3級の長文出題語数はおよそ1,100語でしたので、理想の読書速度は 1,100 ÷ (32.5×0.4) ≒ 85 となり、およそ85~90wpmが理想的な読書速度と言えるでしょう。

| 大問 | 想定時間 | |
|---|---|---|
| 1 | 語彙問題(15問) | 30秒×15問=7.5分 |
| 2 | 対話文 | 65分 -7.5分(語彙問題) -15分(Eメール作文) -10分(意見論述作文) =32.5分 |
| 3A | 掲示 | |
| 3B | Eメール | |
| 3C | 長文読解 | |
| 4 | Eメール作文 | 15分 |
| 5 | 意見論述作文 | 10分 |
公立高校入試と比較すると
3級は「中学卒業程度」のレベルですが、公立高校の入試と比較すると、この「85wpm」をどのようにとらえるのがよいでしょうか。
全国の公立高校のリーディング部分を平均すると概ね1,750語(都道府県により大きく異なりますが、ここでは全国の平均で考えます)です。
多くの公立高校で50分の試験時間のうち10分程度がリスニングとなりますので、リーディングに充てられる時間は40分です。
この4割が読む時間になる計算をすると 1,750 ÷ (40×0.4) ≒ 109 となり、およそ109wpmが公立高校の理想的な読書速度です。
その意味では、英検®の3級を「高校受験のためのステップ」として目標にするのは、英語を読むスピードという観点でも理にかなっていると言えるでしょう。
【英検®準2級】理想のwpm
準2級は全体で80分の試験時間です。
大問1の語彙問題で10分、英作文が2つで合計35分掛かると想定されます。そうすると「長文を解く時間」は残った35分となります。
準2級の長文出題語数はおよそ1,350語でしたので、理想の読書速度は 1,350 ÷ (35×0.4) ≒ 96 となり、およそ100~105wpmが理想的な読書速度と言えるでしょう。

| 大問 | 想定時間 | |
|---|---|---|
| 1 | 語彙問題(15問) | 40秒×15問=10分 |
| 2 | 対話文 | 80分 -10分(語彙問題) -20分(Eメール作文) -15分(意見論述作文) =35分 |
| 3 | 長文空所補充 | |
| 4A | Eメール読解 | |
| 4B | 長文読解 | |
| 5 | Eメール作文 | 20分 |
| 6 | 意見論述作文 | 15分 |
【英検®2級】理想のwpm
2級は全体で85分の試験時間です。
大問1の語彙問題で11.3分、英作文が2つで合計45分掛かると想定されます。そうすると「長文を解く時間」は残った28.7分となります。
2級の長文出題語数はおよそ1,600語でしたので、理想の読書速度は 1,600 ÷ (28.7×0.4) ≒ 139 となり、およそ140~145wpmが理想的な読書速度と言えるでしょう。

| 大問 | 想定時間 | |
|---|---|---|
| 1 | 語彙問題(17問) | 40秒×17問=11.3分 |
| 2A | 長文空所補充 | 85分 -11.3分(語彙問題) -25分(要約文作文) -20分(意見論述作文) =28.7分 |
| 2B | 長文空所補充 | |
| 3A | Eメール読解 | |
| 3B | 長文読解 | |
| 4 | 要約文作文 | 25分 |
| 5 | 意見論述作文 | 20分 |
共通テストと比較すると
2級は「高校卒業程度」のレベルですが、大学入学共通テストの英語リーディングと比較すると、この「140wpm」というのはどのようにとらえるのがよいでしょうか。
大学入学共通テストの英語はおよそ5,600語程度の出題です。試験は80分ですが、このうちの4割を読む時間と考えれば 5,600 ÷ (80×0.4) = 175となり、5割を読む時間と考えて計算すると 5,600 ÷ (80×0.5) = 140となります。
このことから考えて、大学入学共通テストの英語リーディングは最低でも140wpm以上のスピードが求められていると言えます。
英検®の2級の理想的な読書速度は、大学入学共通テストのリーディングを解く上での最低ラインにあると言えるでしょう。
【英検®準1級】理想のwpm
準1級は全体で90分の試験時間です。
大問1の語彙問題で12分、英作文が2つで合計45分掛かると想定されます。そうすると「長文を解く時間」は残った33分となります。
準1級の長文出題語数はおよそ2,150語でしたので、理想の読書速度は 2,150 ÷ (33×0.4) ≒ 163 となり、およそ165~170wpmが理想的な読書速度と言えるでしょう。

| 大問 | 想定時間 | |
|---|---|---|
| 1 | 語彙問題(18問) | 40秒×18問=12分 |
| 2a | 長文空所補充 | 90分 -12分(語彙問題) -25分(要約文作文) -20分(意見論述作文) =33分 |
| 2b | 長文空所補充 | |
| 3a | 長文読解 | |
| 3b | 長文読解 | |
| 4 | 要約文作文 | 25分 |
| 5 | 意見論述作文 | 20分 |
2級・準1級で「3分の余裕」が生まれると…
準2級が100~105wpm、2級が140~145wpm、準1級が165~170wpmという結果が出ましたが、2級以上はかなりのスピードが必要であることが分かります。
もし、2級と準1級で「3分の余裕」が生まれると、必要な読書速度はどれくらいになるかを計算してみました。
| 2級 | 1,600 ÷ (28.7×0.4+3) ≒ 110 |
| 準1級 | 2,150 ÷ (33×0.4+3) ≒ 132 |
2級以上の傾斜がかなり緩やかになったことがわかります。
「3分の余裕」は、語彙問題の処理速度を上げたり、英作文のスピードを上げたりすることで、十分に捻出することができると考えられます。
英文を読むスピードを上げることと並行して、語彙のクイックレスポンスや、英作文のスピードアップにも取り組めるといいですね。
新級「準2級プラス」を分析すると
出題の「見た目」は2級
準2級プラスの出題の「見た目」は2級と同じです。
大問1の語彙問題が17問、英作文は要約文と意見論述作文、試験時間は85分であり、2級の問題構成を練習するのに適していると言えるでしょう。
読むスピードは準2級程度でクリアできる
大問1の語彙問題で11.3分、英作文が2つで合計35分掛かると想定されます。そうすると「長文を解く時間」は残った38.7分となります。
準2級プラスの長文出題語数はおよそ1,550語でしたので、理想の読書速度は 1,550 ÷ (38.7×0.4) ≒ 100 となり、およそ100~105wpmが理想的な読書速度になり、準2級の読書速度と同じ程度と考えることができます。

| 大問 | 想定時間 | |
|---|---|---|
| 1 | 語彙問題(17問) | 40秒×17問=11.3分 |
| 2A | 長文空所補充 | 85分 -11.3分(語彙問題) -20分(要約文作文) -15分(意見論述作文) =38.7分 |
| 2B | 長文空所補充 | |
| 3A | Eメール読解 | |
| 3B | 長文読解 | |
| 4 | 要約文作文 | 20分 |
| 5 | 意見論述作文 | 15分 |
英文のレベルを分析すると2級に近い
出題されている英文の中の語彙と構文をオリジナルで数値化(12点満点)してみると、2025年度の3回分の試験で以下のような結果になりました。正解の該当箇所の見つけやすさなどは考慮に入れていませんが、参考になる指標と一つと考えています。
準2級=5.62
準2級プラス=6.72
2級=7.40
ここから、出題されている英文のレベルは2級の方に近いと言えます。
速読聴英語講座のご紹介

速読聴英語講座では、英文を速く正確に読む・聴くためのリーディングとリスニングの2技能に特化したトレーニングで、英語長文読解力を鍛えることができます。
Readingトレーニングでは、なぞり読み・スラッシュリーディングで、英文を前から意味の固まりごとに読むトレーニングを行い、速く正確に読む力を鍛えます。毎回読書速度の計測を行うため、各種試験で求められているwpmを目標数値においてトレーニングできます。
さまざまなジャンルの文章を英語のレベル別に用意しており、英語の多読にもつながります。リスニングのトレーニングも搭載していますので、英語を聴き取る力を鍛えることもできます。
速く正確に読む・聴く力をトレーニング
こんな方におすすめ!
- リスニング問題を1回で聴き取る力をつけたい
- 多くの英語の長文に触れて知識を身につけたい
- 英語の検定に挑戦したい
- 語彙力をさらに伸ばしたい
まとめ
時間が足りなかったはもったいない!
試験に必要なwpmを確認しておきましょう
- 時間内に問題を解き終えるためには「100〜150wpm」の読書速度が必要
- 高得点を目指す場合、ネイティブの平均を超える「150〜200WPM」のスピードが求められる
- 返り読みせずに理解する力もトレーニングしましょう
タイムアップで実力を発揮できないのはもったいないですよね。目指す試験の理想的なwpmを知り、それを目標に日々のリーディング力を鍛えることは、リスニングや解答時間の余裕にもつながります。まずは自分の現在のwpmを知り、トレーニングしていきましょう。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。



