小学生で差がつく!子どもの計算力を伸ばすには?
公開日:2025.09.12
最終更新日:2025.09.10
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小学生にとって「計算力」は、算数の授業やテストだけでなく、日常生活や他の教科でも役立つ大切な力です。
おつりを計算したり、時間を逆算したりと、意外と身近な場面で必要になることが多いですよね。
この力は、小学生のうちから少しずつ身につけていくことが大切です。
日々の習慣として取り入れることで、計算への苦手意識も減っていきます。
今回は、子どもの計算力を無理なく伸ばすための習慣や工夫について紹介します。

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目次
計算力を伸ばすためにできること


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だけど、どのようにサポートすればいいのかわからない保護者の方もいるのではないでしょうか?
計算力を伸ばすためにできることを紹介します。
買い物や料理で数や量をイメージする
計算力を伸ばすためには、日ごろから数や量を具体的にイメージできるように心がけると良いでしょう。
例えば、買い物時に商品の値段を合計したり、おつりを計算したりするのは良い練習になります。
また、料理の際に材料の分量を測ったり、レシピの材料を半分や倍にしたりすることも、計算力を伸ばす効果的な方法です。
小学生の段階でこうした実生活につながる計算の経験を積むことが、計算に対する苦手意識の軽減につながります。
繰り返し練習する
計算力を伸ばすためには「繰り返しの練習」が欠かせません。
たし算やひき算、かけ算といった基本的な計算は、小学生のうちに徹底的に練習しておくことが重要です。
例えば、毎日10分程度、計算ドリルやプリントを活用して練習を習慣化すると良いでしょう。
同じ問題を何度も解くことで計算スピードと正確性が向上します。
また、算数が苦手だと感じている場合には、少し易しい計算問題に取り組ませることで、自信をつけることもできます。
数のまとまりや九九を理解する
数のまとまりを理解し、九九を完全に覚えることは計算力を高める基盤になります。
数のまとまりとは、10や100といった区切りの良い数を活用して計算を簡略化するスキルです。
また、九九は小学2年生で習う内容ですが、確実に暗記しておくことがポイントです。
九九をスムーズに唱えられるようになると、かけ算だけでなく、わり算の理解もスムーズになります。
短時間チャレンジで集中力を養う
短い時間での計算練習を取り入れることで、集中力を高めながら計算力を鍛えることができます。
例えば、「1分間で何問解けるか」を競う形で取り組むと、ゲーム感覚で楽しみながら練習できます。
時間を区切ることで効率よく学びやすくなり、小学生にとっても負担なく続けられるようになります。
ゲームやアプリで楽しく学ぶ
遊びの要素を取り入れた学習法も、小学生の計算力を高める上で効果的です。
現在では、計算練習ができるゲームやアプリが多数あります。
色鮮やかな画面やキャラクターが登場するものもあり、楽しみながら自然に計算力を養うことができます。
また、親子でゲーム形式の問題に挑戦することで、家庭内での学習時間が楽しいものとなり、継続的に取り組みやすくなります。
計算力の必要性

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日常生活の中でも、他の教科の学習でも、計算がスムーズにできるかどうかは子どもの自信や学びの質に大きく関わってきます。
計算力は日常生活で必要な力
計算力は、小学生にとって学校の授業やテストだけでなく、日常生活でも非常に重要な力です。
例えば、おつかいの時に支払いをする、水や調味料の量を確認しながら料理をする、友だちとの約束の時間に到着するために家を出る時間など、日々のさまざまな場面で計算力が役立ちます。
これらの場面でスムーズに計算できる能力は、生活の中での自信や将来の自立にもつながります。
算数以外の教科でも必要
計算力は、算数だけでなく、他の教科にも広く影響を与えます。
例えば、理科ではデータをまとめたり、グラフを読み取ったりする際に計算が欠かせません。
また、家庭科のレシピを使って分量を調整する場合や、体育で自分の記録を比較し分析するときも計算力が役立ちます。
さらに計算力は、知識を応用する基盤となるため、小学生のうちから身につけておきたい力といえます。
計算力不足が与える影響とは
計算力が不足すると、さまざまな支障が出てしまいます。
例えば、算数の授業で解き方が理解できても、計算に時間がかかることで全体を解くのに時間がかかったり、式は正しいのに計算を間違えてしまって誤答になったりしてしまいます。
また、計算力不足の結果、算数そのものが苦手なわけではないのに、苦手だと思い込んでしまうことも少なくありません。
さらに、計算力が不足していると、意外なところで時間や労力を取られ、他の作業や学びに影響を及ぼすこともあります。
そのため、早いうちに計算力を磨くことは非常に重要です。
小学生から計算力を高めるメリット
計算力は、ただ数字に強くなるだけの力ではありません。
小学生のうちからしっかりと身につけておくことで、授業の理解度が高まるのはもちろん、思考力や集中力など、さまざまな面で良い影響をもたらします。

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授業が理解しやすくなる
計算力を身につけることで、小学校での算数の授業をよりスムーズに理解できるようになります。
たし算やひき算が正確かつ迅速にできるようになると、文章題や図形の面積の問題にも集中して取り組むことができます。
計算に時間がかかる場合、他の学びにまで悪影響を及ぼすことがあるため、基礎的な計算力を高めることは重要です。
また、授業の中でも時間配分が求められるテストや演習では、素早く正確に計算を行う力が役立ちます。
これにより、算数に限らず他の教科でも余裕を持って問題に取り組めるようになります。
論理的思考力など他の力にも良い影響を与える
計算力を高めることは、論理的思考力や問題を分析する力の向上にもつながります。
複雑な計算や数式を解き明かす過程では、順序立てて考える力が養われます。
これが高まることで、算数や数学のみならず国語や理科、社会といった他の教科への理解も深まります。
さらに、計算力をトレーニングしていく中で、脳の働きが活性化されると言われています。
適切な計算トレーニングは、思考スピードを向上させるだけでなく、集中力や記憶力の強化にも寄与します。
特に小学生のように成長の著しい時期に計算力を高めておくことは、後々の学びにも大きなプラスとなるでしょう。
計算トレーニングを搭載!算数的思考力講座

算数的思考力講座では、基礎となる計算力を伸ばし、その土台をもとに、より高度な思考力問題に挑戦します。
計算トレーニングでは、整数の計算から単位換算や割合計算など、約40のカテゴリの計算問題でパターンを習得し、反復により速度の向上を目指します。
自分のペースで先取りや再挑戦をし、計算力を伸ばしていきます。
達成感を感じる演出や効果音、アバター等のゲーミフィケーションの要素を取り入れており、楽しく成果を伸ばせます。
ぜひお近くの導入教室で体験してみてください。
総合的な思考力を身につけ
算数・数学が得意に
こんな小学生におすすめ!
- 算数や数学の文章問題を得意にしたい
- 図や表のある問題に取り組みたい
- 成果を実感しながらトレーニングしたい
- 計算の速度を向上させたい
まとめ
日常で計算を意識し、繰り返し練習して計算力を伸ばしましょう!
- 買い物や料理といった日常の中で計算するイメージを持つことができる
- 速く、確実に計算ができることで算数に自信が持て、他教科にも役立つ
- 計算力は論理的思考力や集中力、記憶力の向上にもつながる
計算力を伸ばす習慣を家庭でも意識することで、苦手意識が克服され、子どもが計算に自信を持てるようになります。また、計算力を高めることで論理的思考力や集中力も向上し、総合的な学力アップにも繋がります。日々の練習や計算を楽しむ工夫を取り入れ、長い目で見て継続することが大切です。子どもと一緒に楽しみながら計算力を伸ばしていきましょう。

監修
安田 哲
一般社団法人 日本速読解力協会 理事
約20年間にわたり首都圏大手進学塾の現場の最前線で、英語・国語を中心に指導。中学受験・高校受験の難関校への多数の合格者を輩出。科目の内容の指導だけでなく、家庭学習管理、生徒・保護者の皆様との面談を多数行う。大学院では言語学を専攻、英語以外の言語に関しても幅広い知識を有する。