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大学入学共通テストプレテスト分析【英語】Word数1000語アップ、リスニングも重視

現在の大学入試センター試験に代わり、2021年1月から大学入学共通テストが実施されます(以下共通テスト)。
第二回となる試行調査が2018年11月に行われ、配点も初公開されました。
試行調査段階ですが、リスニングがリーディングと同じ100点満点になっており、
「バランスの取れた指導・学習をすべし」という国のメッセージがうかがえます。
今回は試行調査を分析し、今後求められる力とその対策を考えます。

リーディング問題を分析

身近なものをテーマに、ディベートやプレゼンの準備を想定した出題をするなど、「実際的・実用的」な設定も目立ちます。また、「思考力・判断力・表現力」を測るべく複数の情報を照らし合わせる問題も増え、正解が1つだけでない問題も含まれています。これらは新しい学習指導要領を反映した内容と言えるでしょう。

センター試験との違い
・総単語数が約4200語→約5400語にアップ
・発音、文法、語法問題がなく、すべて長文読解
・設問がすべて英語
日本語注釈が存在しない
答えが1つとは限らない問題が出題

センター試験と同じ試験時間ですが、語数が1.3倍になり、かつすべて長文読解なので、今まで以上に速解力が求められます。選択肢には文章と同じ表現が使われておらず、全体の文脈や内容を把握し、それらを自分でしっかり整理できる力が必要となります。

リスニング問題の分析

センター試験との違い
・読み上げが1分間に120語→140語にアップ
・読み上げ1回のパターンも出題
・話者数が増加(センター試験は最大3人)
・答えが1つとは限らない問題が出題
・アメリカ英語だけでなくイギリス英語や非母国語話者の英語も混じる
センター試験と比べて読み上げスピードが速くなっているのに加え、問題数の半分以上が英語の読み上げ1回だけとなっています。問題も、聞き取った英文をもとに整理・判断する必要のあるものばかりなので、全体の文脈・内容を1回で理解できる集中力が重要です。

※CEFR=ヨーロッパ言語共通参照枠

総評 : 難易度が上り情報処理力が求められる

リーディング・リスニングともに情報化社会という時代背景から、大量かつ多様な情報を速く正確に処理する力に重きを置かれています。
対策としては、普段から「読む」「聞く」ともに多様な英文に触れておき、どんな出題をされても動じないことが大切です。AIや男女の雇用に関するものなど昨今の社会問題も扱われるので、時事情報にアンテナを張っておくこともポイントとなります。英検2級以上の難易度の問題が全体の半分を超えており、日本の高校卒業時の英検®準2級取得率が2018年3月時点で39.3%ということから考えても、早期から訓練を重ねておく必要があります。

まとめ

現中1~高1は新学習指導要領を意識し、習慣的に英語に触れる必要あり!

・知識を使いこなすのは大前提。さらに処理能力を求める内容に大幅シフト
・英検2級合格レベルの実力が必須
・現行の学習指導要領で共通テストを受けるのは現中1~高1
・「読む」「聞く」ともに日頃から多種多様な英語に触れておくことが重要

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