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<大学入試プレテスト分析が公表>記述問題正答率は0.7%と低迷

全国1,889校の高等学校および中等教育学校において、平成29年11月に大学入学共通テストの試行調査(プレテスト)が実施されました。
記述問題が増え、思考力や表現力が求められるようになると言われている新しいテスト。受験者はどう感じたのでしょうか。

79%の受検者が「量が多い」と解答

プレテストの国語の文章量は現在のセンターと文章量は変わりません。
しかし、文章の内容や読む資料により、受検者の約79%は「量が多い」と感じています。また記述問題が投入されたことにより、受検者の約88%が「内容が難しい」と感じています。

▲記述問題例

記述式問題の正答率は、国語の問3で0.7%

国語の記述問題は50文字、25文字、80〜120文字の3問で、生徒会の規約や校内新聞の記事を読み、記述で解答する問が出題。情報を正しく読み取り、他人に伝える力が問われました。
正答率は、問1で43.7%、問2で73.5%だったのに対し、文字数が最も多い問3では0.7%と低い結果となりました。この結果を踏まえ、大学入試センターは3~4割程度の正答率となるよう問内容を検討することになります。

複数選択問題にも苦戦! 国語で正解率14.3%の難問

複数選択問題では、漢詩の説明文を複数選ぶ問題で正解率14・3%と低迷
特に現代社会で出題された両議院の選挙制度についての問では、8つの選択肢のうち5つを塗りつぶすことにためらいを感じたのか正解率が4・6%と1ケタ台となりました。
曖昧な知識や、なんとなく知っているというだけではなく、正確な知識と判断力が求められています。曖昧な知識や、なんとなく知っているというだけではなく、正確な知識と判断力が求められています。

教科問わず処理能力が必要

国語の問題は約22,000文字(原稿用紙57枚分)とセンター試験と大きく変わりませんが、社会や理科でも思考力を問うため、設問文が長文化する傾向になっています。 長文を読むためには集中力、短期記憶力も同時に必要となってきます。そういった能力は1日では身につきません。日頃から速読トレーニングでバランスよく鍛えることが大切です。また、様々な本や文章に触れ、それを読んでどう思ったか、なぜそう考えたのか、人に話したりノート等に書いて考えをまとめることで表現力を磨きましょう。

※プレテストの内容は必ずしもそのまま受け継がれるものではありません。
※出典:大学入試センター 平成29年度試行調査

まとめ

速く正確に読み解く力を身に着け、時間の確保をすることが重要

記述問題の正答率を上げるためには文章を「読み解く力」「表現力」「考える時間の確保」が必要といえます。
2020年の新入試に向けて、対応力をあげるために、「速く正確に読み解く力」を身に付けておく必要があるでしょう。

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