公立高校受験・英語(ワード数) 第2位は長崎県!第1位は?対策に必要な力
公開日:2022.11.24
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皆さんは、高校受験でどれくらいの英語(ワード数)を 読むのか知っていますか?
公立高校受験における各地域の英語の問題について、ワード数を数えて調査しました。
合わせて今の自分の力がどのくらいなのかも確認してみましょう。
目次
2022年の公立高校受験のワード数調査
2022年に実施された公立高校受験の英語の文章量(ワード数)を調査しました。
※一部複数受験日程含む42都道府県データ(SRJ調べ)。
42都道府県のワード数の平均はどのくらい?
地域によって試験時間が異なりますが、平均試験時間は約50分、問題に出題されるワード数は、おおよそ1600ワードという結果になりました。
1600ワードの問題を読んで解くというのは大変なことだと思いますか?
気を付けなければいけないのは、受験では問題を読むだけでなく、解いて回答用紙に記入しなければなりません。
受験などでは、解く時間を全体の試験時間の約6割確保する必要があると言われています。
これらを踏まえると、1600ワードの問題を読んで解くと以下のようになります。

1600ワードを20分で読み切るには、1分間に80ワード読む必要があります。
しかし、見直す時間を確保するにはさらに早く読む必要がありますね…
1分間に80ワード(wpm)ってどのくらい?
ワード数調査では、1分間に80ワード程度読む必要がある(80wpm)という結果になりました。
※1分間に読める英語のワード数のことをwpm(words per minute)といいます
以下の英文を理解をしながら読む目安は、80wpmなら約50秒以内、さらに120wpmなら約30秒以内です。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
公立高校受験 ワード数ランキング!
今回の調査で、1分あたりに読む必要があるワード数が一番多かったのは神奈川県。
次いで長崎県、東京という結果になりました。
ランキングは以下の結果となりました。
ランキング | 都道府県 | 試験時間(分) | 総ワード数 | 1分あたりワード数 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 神奈川県 | 50 | 2978 | 60 | |
2 | 長崎県 | 50 | 2817 | 56 | |
3 | 東京都 | 50 | 2679 | 54 | |
4 | 京都府 | 中期 | 40 | 1859 | 46 |
5 | 大阪府 | C問題 | 55 | 2421 | 44 |
6 | 三重県 | A日程 | 45 | 1888 | 42 |
沖縄県 | 50 | 2094 | |||
8 | 長野県 | 50 | 2040 | 41 | |
佐賀県 | 50 | 2026 | |||
10 | 大分県 | 50 | 2008 | 40 |
- 11位以下はこちら
-
ランキング 都道府県 試験時間(分) 総ワード数 1分あたりワード数 11 福島県 50 1913 38 12 岡山県 45 1618 36 青森県 50 1780 14 京都府 前期 50 1750 35 茨城県 50 1732 16 鹿児島県 50 1713 34 岩手県 50 1693 18 静岡県 40 1324 33 19 高知県 50 1611 32 20 石川県 50 1567 31 秋田県 50 1560 愛媛県 60 1849 23 島根県 50 1517 30 埼玉県 50 1505 山梨県 45 1349 大阪府 B問題 55 1635 27 広島県 50 1452 29 栃木県 50 1445 愛知県 A日程 40 1145 30 滋賀県 50 1411 28 愛知県 B日程 40 1145 32 宮城県 50 1329 27 33 山形県 50 1288 26 鳥取県 60 1530 35 和歌山県 50 1264 25 香川県 50 1239 37 岐阜県 50 1218 24 北海道 50 1193 群馬県 50 1189 40 徳島県 45 1034 23 千葉県 60 1364 42 宮崎県 50 1093 22 43 福岡県 55 1180 21 奈良県 50 1069 山口県 50 1051
※地域によって試験時間が異なるため、1分あたりのワード数で算出
皆さんの住んでいる地域はあったでしょうか?
ワード数が意外に多いと驚く方もいると思います。
ワード数1位は神奈川県の2978ワード
今回の調査の中でワード数が一番多い神奈川県では、総ワード数が約3000ワードと、平均の倍近くの結果でした。
試験時間50分のうち、解く時間に6割を割くことを考えると、 最低でも1分間に120wpmの英語を読むスピードが必要です。
今後の高校受験のワード数はどうなる?
英語が小学校から教科化され、中高を通して習得する単語数は大幅に増加しました。
また、高校・大学入試問題は長文化傾向にあることから、今後ワード数が減る可能性は少ないでしょう。
とくに中学英語技能も、より高度なレベルへ変化していることから、早くから英語に慣れ、しっかりと英語の基礎を作っておくことが大切です。
共通テストでも英語の文章量は増加している
共通テストが本格実施された2021年には、全体の語数が旧センター試験より1000ワード以上増加しました。
さらに2022年の調査では、全体の語数は6,066語と2021年よりもさらに500語以上増加しています。

共通テスト以降すべて長文読解となったため、読み続ける体力が求められ、受験には150wpmの英語を読むスピードが必要という結果になりました。
ワード数・文章量増=語彙力とwpmの向上が不可欠
学習指導要領の改訂により各受験問題のワード数や文章量も変化しています。
これらに対応するためには、 語彙力とwpm(読むスピード)を向上することが不可欠です。
自分の力を確認してみよう!
誰でも無料で気軽に英語を読むスピード(wpm)を計測できる、「英語総合読解力測定メジャーさん」というツールが公開されています。
こちらはWEBブラウザで動作するため、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでも動作します。
また、wpmは語彙力などにも左右されるため、年齢に応じた最適な英文が用意されています。

おすすめのトレーニング「速読聴英語講座」
「速読聴英語講座」では、自分の読むスピード(wpm)をもとに、速読トレーニングで目の動かし方や、英語のスラッシュリーディングなど、読み方のテクニックをトレーニングすることができます。
さらに、英文をスムーズに読むのに必要な単語のトレーニングや、長文でリスニングトレーニングを行うこともできます。
- 日本速脳速読協会「速読聴英語講座」詳細ページ 速読聴英語では、意味の固まりごとに前から読み進める“スラッシュリーディング”の読み方を訓練し、読む時間の短縮を目指します。
- 体験できる教室を探す 講座を体験できる教室を全国から探すことが出来ます
まとめ
高校受験の英語(ワード数)42都道府県の平均は、おおよそ1600ワード
- ワード数1位は神奈川県の2978ワード!2位は長崎県2817ワード、3位は東京都2679ワード
- 受験では単純に問題を読むだけでなく、解いて回答用紙に記入する時間も必要
- 高校受験だけでなく、共通テストでも文章量は増加している
- 受験対策には語彙力だけだなくwpmの向上が不可欠
新学習指導要領の変化により、ワード数や文章量が変化しています。総合的に英語力を鍛えるために、早くから英語に慣れるよう計画的に取り組みましょう!
Hi, my name is Tom. I'm thirteen years old. I live in New York.I have an e-mail friend. Her name is Kumi. She is a junior high school student in Tokyo. I met her on the Internet. We started to send e-mails to each other two years ago. I didn't know much about Japanese history, culture, food or school life.